TønderからRibeへ

リーベ
ドイツと陸続きのユトランド半島にある小さな町リーベ。
コペンハーゲンからは遠くて行きづらいけれど、ひとりで4回も訪ねました。
デンマーク最古の町とされていて、町の佇まい、家々の姿、個性的なお店など私の心を鷲掴みなのです。

この時は2泊したのですが、1泊目は格安のB&B。

住所のとおりに訪ねてみるとここがお宿?
ほんとうに??間違えかも!って思った、正面が大聖堂。
番地を何度も確かめて、ポストの脇の緑の扉を開けて入ったのでした。
なんとも優し気なおじいちゃまが出て来られて、自宅のうち2室を宿にしていたのでした。

なんともセンスの良い写真が額装されて飾ってありました。
調度品も私の好みの素朴な古いもの。

夜は正面の大聖堂での地元の合唱団のクリスマスコンサートがありました。

わかりますか?
衝撃だったのは、中央通路際の椅子のすべてに、生火が灯されたろうそく。
日本人的にはあぶなかしくって、冷や冷してしまいました。
ダウンコートとか脱ぎながら、火が付きそうで。
いかにも、デンマーク。
確かに美しく、厳かな雰囲気が醸されていました。

この写真、好きなのです。
コンサートが終わって聴衆が教会を出ていくところ。
妊婦さんと手をつなぎながら扉を出ていく若夫婦の目線が夜空を見上げているようで。
静かな幸せの様子。
どなたかわかったら、差し上げたいなぁ。
(お腹の中のお子さんも早9歳くらいかな)

大聖堂を出れば、町はこのような感じ。

ピンぼけですが、今も続く見回り夜警のおじさまもいらして。

夜道もまったく怖くなく、宿に戻って1泊目の就寝へ。
翌日は、クリスマスマーケットと町をあげてのイベントへ。
これが、想像を超えて素敵だったのでした・・・。