西の庭で

茅乃舎 西宮ガーデンズでの催事「手しごとを結ぶ庭 ヒナタノオト展」
お陰様で終了させていただきました。
みたび、ふたたび、そして、はじめましてのお客様。
うれしいうれしいご縁をたくさんいただきました。

茅乃舎さん((株)久原本家)さんは、実に勢いのある会社だなぁと今回もあらためて感じました。
そして、企画担当のMさんはもちろん!なのですが、
売り場スタッフのどなたもが優しく精いっぱいお仕事をされていて、
搬入日を入れて5日間、Awayのはずですのに、あたたかに居心地の良い中でお仕事をさせていただきました。
それって、決して普通のことではないのだと思います。
感謝の思いでいっぱいです。

作品は水村真由子さん、佐藤かれんさんの反応が特にすばらしかったです。
これは過去二回の出展、アテンドに対してファンとなってくださったお客様が増えてきたことが大きかったです。
この場は、お客様と作家(作り手)のあたたかな関係性が醸成される場なのだと改めて思いました。

人気の高い西宮ガーデンズの中でもすばらしい場所に出展されている茅乃舎さんで、
このような企画展を3回もさせていただいたこと。
昨秋には、久原本家発祥の地、福岡県粕屋郡「御料理茅乃舎」での「工藝のバトン」展を行えたこと。
この計4回の企画展の経験を、次の姿にメタモルフォーゼするタイミングを得たように思います。
茅乃舎さんの熱意をいただき、次の企画展を構想中です。
乞うご期待くださいませ。

ヒナタノオトにこのような機会をいただけるのはなぜだろう。
あらためて考えてみたとき、
「作家にとってよき展開を生み出し、進化成長の場を創ること」
このことが原点だと思いました。
「工房からの風」を立ち上げたときのことを思い出しています。

西宮ガーデンズには、屋上にスカイガーデンという素晴らしい空間があります。
手作り感、より自然感のある「ニッケ鎮守の杜」とは趣が異なりますが、
商業施設の中では稀有な庭園だと思います。

「庭」という単語を私はよく用います。
それは、30代の頃「自分の庭を丹精しなさい」という言葉と出会ったから。
どこかの誰かのことをうらやましがったりせずに、自分の持たされたものを大切に育むことを心に植えたのだと思います。
そして、気づけば庭づくりを仕事で行うようになり、初めての本のタイトルが「手しごとを結ぶ庭」となり、
庭という言葉が含むさまざまな要素が、自分の人生になっていったように思います。

西の美しい庭のある場で。
ご縁をいただき、企画を丹精していくこととなりました。
また、折々、皆様にお伝えしていきたいと思います。

追記
西宮ガーデンズに出品いただいた作品の一部は、引き続きヒナタノオトでご覧いただけます。
大谷桃子さん
竹口要さん
松塚裕子さん
小泉すなおさん
Oostveld Pottery(オストフェルトポタリー)さん
もくのすけさん
平井岳さん・綾子さん
片田学さん
長谷部陽子さん
Ohamaさん
アトリエラヒヨさん

繍 ぬいとりさんは29日(日)まで、Pop up

いわもとあきこさんのオンラインストアは、21日(土)正午からです。

21日(土)からは、沖澤真紀子さんの陶芸展が始まります。
花ひらき、草おどる 器
まず1点、お気に入りの器をみつけて使ってみていただけましたら。
新鮮な器づかいに、盛り付けがきっと楽しくなります。

店内、新鮮な工藝が満ち満ちているヒナタノオト。
涼やかにして皆様のご来店をお持ちいたしております。