Q1
山梨県で手織りに励む佐藤かれんさん。
今展にはどのような作品を出品くださいますか?
A1
1年ぶりの西宮、茅乃舎さんへはキッチンやテーブルで使える手織りの布を出品いたします。
初夏の展覧会に向けて、ブルーやグリーンを中心に爽やかな色合いの手織りの作品が出来ました。
ハンドタオル
藍染めの糸をアクセントに入れて、小花と波の模様を織りました。深い藍色が経年変化していく様子は美しく、藍染めの糸を使って織ると、作品がスペシャルになる気がします。使いながら布の風合いと色の変化を楽しんでいただけますように。
ハンカチ
ハンカチは数年前の夏、酷暑の頃に初めて制作しました。茹だるような暑さで汗拭きアイテムが手放せない日々を、少しでも心地よく過ごせるようにと考えた作品です。
テーブルランナー
スウェーデンの織りのパターンブックから「8輪のバラ」という名前がついた模様を織りました。わたしの実家にはイングリッシュガーデンがあり、この時期はちょうどバラの花が見頃です。美しい庭の風景を織りにうつしました。
Q2
父の日にお薦めの作品がありましたら、教えてください。
A2
私自身が自分の作品から父の日のプレゼントを選ぶなら、コットンとリネンのハンドタオルにします。
日頃の父への感謝の気持ちを、やさしい肌触りの手織りのハンドタオルに込めて贈りたいです。
ハンドタオルは色やデザインを変え、カゴに山盛りいっぱいになるほど織りました。
お父様の雰囲気や好みに合わせてお選びいただけると嬉しいです。
Q3
茅乃舎さんの商品でお好きなものがありましたら教えてください。
A3
茅乃舎だしです。
昨年わたしは病気で手術を受けたのですが、術後初めての展示の際に、お客様から茅乃舎だしのパックを差し入れでいただきました。
術後は全く食欲がなかったのですが、美味しい出汁の効いたお味噌汁をしばらく飲みつづけて、心身ともに回復できました。
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北欧スウェーデンで織りを学ばれた佐藤かれんさん。
学んだものは、織りという技術だけではなくて、生活、日々の暮らしの中にある心豊かさだったのだと思います。
その心豊かな時間から生まれた手織布。
昨年も、この場でたくさんの方々のお手元、暮らしにお手渡しできました。
佐藤かれんさんからは、「父の手料理」のご寄稿もいただきました。
「固まらなかったゼリー」→ click
今年も全日在店くださる予定の佐藤かれんさん。
布の話、北欧の話、西宮ガーデンズでぜひお楽しみください。
佐藤かれんさんのインスタグラムはこちらです。
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