アトリエ倭(木工・埼玉)伊勢丹展

Q1
香田進さん、香田佳人さんの夫婦ユニット「アトリエ倭(やまと)」。
今展には、どのような作品を出品くださいますか。

A1
日々を楽しくする木の文具をたくさんと、新作を2種ご用意しました。
一つは旅先で手紙を書く為のレターケース、「旅する手紙帖」です。
A5のレターセット(クリアファイル)とペンを収納できるケースで、木と帆布を組み合わせて作りました。
旅先で遠くにいる誰かに手紙を書きたくなった時、机がなくても表紙の上で書けるようにと考えたケースで、背表紙には初めてジャバラの構造を用いています。
内側には今展にも出展されるamさんの帆布を使わせていただき、表紙には風に乗ってどこまでも飛べる気球を刻印しました。
旅先に限らずご自宅でも、大切な手紙を書く時間に心がその方のもとへ旅をする為の道具になれたらと思います。
ウォールナットとケヤキの2種類作りましたので、ぜひ手に取って使い心地を確かめていただけたら嬉しいです。

もう一つは組みかえられる小さな引き出し、「組小箱」です。
葉書が入るサイズの6杯のものと、名刺が入るサイズの9杯のもの、こちらも2種類作りました。
本体を、6杯のものは3つのユニットに、9杯のものは4つに分割してあって、色々なカタチに組みかえることができます。
置く場所や仕舞うものによって自由に組み合わせて、それぞれ単品でもお使いいただけます。
日常の小さなもの達、届いたお便りや身の回りの文具、お薬やお裁縫の道具なども楽しく収納できる組小箱。
本体はナラで作り、引きだしの前板は、ナラ・ウォールナット・メープル・チェリーの4樹種ご用意しました。
お好きな組み合わせで前板を選んでいただいて、受注でお作り致します。

Q2
アトリエ倭さんの好きな花を2種教えてください。

A2
自宅の裏庭に咲くオシロイバナが好きです。
どこからか種がやってきて自生したものですが、毎年七夕の前くらいに咲き始めて夏の間ピンクと白の小さな花がたくさん咲きます。
夕方に花が開くので、窓を開けて眠っていると庭からオシロイバナの香りが上がってくるところも、夏が好きな理由の一つだなと思っています。

もう一つは桜です。
伊勢丹展に参加するのは3年ぶりなのですが、搬出の車の窓から見る靖国神社の夜桜を楽しみにしています。
美しい桜を下から眺めながら準備期間からの一週間を振り返って、清々しい気持ちになったり、時に反省したりしています。
今年はどんな気持ちで夜桜を見るのかなと、今からワクワクしています。

アトリエ倭さんは、主に佳人さんが全日在店くださり、セミオーダーにもこまやかに応じてくださいます。
新作のほかにも積み重ねて来られた多彩な作品群で構成される予定です。
始まりのシーズンにふさわしい贈り物との出会いもありますね。

アトリエ倭さんのインスタグラムはこちらです。
→ click

おまけ?に、佳人さんのブログもご紹介しますね。
最新の with と vs のお話しも、なるほどーーーと頷きました。
→ click