いよいよ「クリスマスに工藝を灯して」
自由学園明日館講堂での催事の日を迎えます。
2022年。
コロナ禍の中、検温やマスクをお願いしながら開いた第1回。
社会情勢が困難な中にも、豊かなお客様に恵まれ、
重要文化財の美しい空間の中に、美しい人と物の出会いが生まれました。
それから2年。
再びこの場で20人の作り手と一堂に会せることは、望外の喜びです。
先に、さくっと、ご案内事項を。
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全作家在館いたします。
(一部、遠方のため、開場時不在の作家がいらっしゃいます。
パティシエールの川端美愛さんは来られません)
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全作家からクリスマスプレゼントをご提供いただきました。
お買い上げ11,000円(税込み)以上でくじをお引きいただけます。
空くじなしで、引き当てられた番号に当たる作品をクリスマスプレゼントとしたお渡しさせていただきます。
(ヒナタノオトレジに限り。おひとり様1回。なくなり次第終了。(30個以上あり))
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初日、16:15-16:45くらいに、弦楽四重奏の演奏があります。
ヒナタノオトで服を発表していた作り手、濱屋まいさんを中心とした多摩美出身のメンバーです。
(この時間帯も、作品鑑賞、お買い物もしていただけます)
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お買い物袋・エコバッグのご持参にご協力ください。
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ギフト包装のご希望に応じられない予定です。
(一部、装身具など、作家ブースで可能です)
後日ヒナタノオトにお持ちくだされば、無料でギフト包装をさせていただきます。
デザインは消費されない
デンマークに通い始めたころ。
クリスマス装飾や、クリスマスへの企業広告に驚いたことがあります。
毎年、同じ装飾、同じメインビジュアルを使うことが多いのです。
当時、コルトンの販促も担当していたので、はっとさせられました。
毎年新しい装飾、新しいデザインを起案するのが当たり前と思っていたからです。
けれど、パーマネントに思えるほどよいものであれば、同じものを使うことは、かえって季節感のように感じられるんですね。
私が好きで何度か通った船上のクリスマスマーケットのメインビジュアルもまさにそうでした。
明日館講堂での催事を初めてさせていただいたとき、もし2回目があっても使いたいと思えるデザインにしよう。
そう思いました。
それが、この八生さんに書いていただいたメインビジュアルです。
2年ぶりに帰ってきたな、うれしいな。
そんな風に思っていただけたら、とてもうれしく、ありがたく思います。
出会いの妙、再会の妙
今展そのものが幸せな出会いの集積です。
作家の方々。
婦人之友社の方々。
そして、お客様。
この2日間で、新たな幸せな出会いも生まれることと思います。
そして、再会の妙。
ブログを読んでくださった方は、気づかれたでしょうか。
chiffon glass、川西しほさんが、生まれて初めてのガラス体験をサポートしてくれたのが、
当時ガラススタジオのアシスタントのさこうゆうこさんだったと。
しほさんとさこうさん、20年以上ぶりに再会を果たされます、明日館で。
それぞれがガラス制作に励んで、作家として。
すばらしい再会ですね。
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そして、初日の夕べ、弦楽四重奏を行ってくださる濱屋まいさん。
多摩美の学生さんだったころ、コルトン内にあったギャラリーらふとでアルバイトに来てくださっていた方。
その後、服を作る作家となって、ヒナタノオトに出品くださっていました。
現在は育休中ですが、今展の出展作家の糸花生活研究所の藤原真子さんと多摩美の同級生だったのだそうです。
(そして、まいさんの結婚披露宴に、真子さんと、ホンマと稲垣は同席していたと・・知らなかった・・)
ほかにも、素敵な出会い、再会が幾つもありそうですね。
明日館講堂という天体のもと、綺羅星のように。
おばあちゃんの食器棚
感想をお載せするコンテンツを作りました。
→ 50人の食器棚
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長い、短い、自由です。
ありがたく拝読させていただきます。
一部、こちらに掲載させていただく際には、ご許可をいただいてからにしておりますので、軽やかにお書き下さい。
励みになります。
自由学園明日館講堂にて。
皆様の素敵な出会い、再会の時空となりますことを願っています。
12月6日、7日の金曜、土曜。
北海道、宮城、新潟、岐阜・・・などからも集う20人の作家と共に、お待ちしています。