『溶けたガラスを竿に巻き取り一つ一つ吹いて形を作っていく』
ヒナタノオトさんに初めて伺った時に手に取ったヒヤシンスポット、曲線が美しくてつやつやしていました。
すぐにこのお話と繋がりました。
緑さんがガラス工房で親方からガラスを学び独立して毎日毎日ガ生き生きとガラスを吹いている様子が目に浮かびます。
ある時からガラスが届かなくなり、緑さんの心の火種が消えかかってしまった時、切なくなりました。
作り続ける毎日、充実する日、嬉しい日や追われる日、いろいろな毎日が巡る中で心の火種が消えそうになる時が誰にでもあること。
はるさんとゆっくりお話しし息を吹き返していく、揺らぐろうそくの炎と緑さんの心が合わさったように感じました。
余談ですが、実はこのイラストのモデルというガラス作家さんが修行されていた瀬戸のガラス工房へ、吹きガラス体験をしに行ったことがあります。
その時一緒に作ってくれた三つ編みの優しいお姉さんこそ彼女だと思います。
生まれて初めてのガラス体験で緊張していた私に、「どんなの作りたい?」とニコニコして聞いてくれました。
私も数年後にこのガラス工房の見習いになりました。
その時はもうその優しいお姉さんは独立されていませんでしたが、その時お聞きした名前が確か同じだったので、、
このクリスマス展でその時以来にご一緒することを知り、ちょっとどきどきしています。
川西しほさん
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