アトリエ倭さんからのクリスマス(明日館講堂)

Q1
ものがたりのあるデザインと、職人による細やかな手仕事。
木を素材として、暮らしに潤いを与えてくれるものづくりを繰り広げるアトリエ倭さん。
クリスマスの明日館に向けて、どのような作品を作ってくだだったのでしょう。

A1

おもちゃや小物を製作しています。
クリスマスの時期だけ製作するマッチ箱、今年は新しく、雪だるま、柊、ブーツ、ベルの柄を加えてお作りしました。
掌に乗る小さな箱に、心に灯りを灯すような大切な何かをしまってもらえたらいいなと思っています。

また、雪の結晶の積み木、snow piaceもお持ちします。
「雪は天からの手紙」という言葉が好きで、雪だけどあたたかいものが作りたいと考えました。

自由に結晶を組んで立体物にしたり、裏返して神経衰弱、並べてドミノなど色々と遊べるようになっています。
お子さんへのクリスマスプレゼントにも喜んでいただけるかなと思っていて、ご家族で遊んでいただけたら嬉しいです。

他にも定番の額や文具に加え、クリスマスソングばかり集めたオルゴールも準備しています。
ぜひ明日館の講堂で、手回しオルゴールの美しい音色を楽しんでいただけたらと思っています。

Q2
クリスマスにお薦めしたいものごとや、心に残るクリスマスの食べ物やイベントについて教えてください。

A2
都立高校のデザイン科で教える仕事をしているのですが、夜の学校で食べたシュトーレンが心に残っています。
コロナ前のクリスマスの夜、卒業製作が終わらない生徒さん達と居残りで遅くまで作業していたところ、他の先生からシュトーレンをいただきました。
教室は飲食禁止なのですがその時ばかりはヨシ!となって、ナイフで薄く切って生徒さん達と食べました。
主任の先生に見つからないようにこっそり食べながら顔を見合わせて笑って、なんだか楽しかったしとても美味しかった記憶があります。
生徒さん達との距離がぐっと近づいた、暖かなクリスマスの出来ごとでした。

アイデア。
人を笑顔にするアイデア。
そして、それを具現化する豊かな手。
香田夫妻ならではのものづくりが、クリスマス前の明日館講堂にやってきます。
作り手21組とヒナタノオト、そして婦人之友社さんで共に作り上げた空間の中で、
アトリエ倭の木のおもちちゃや暮らしの小物にぜひ触れてみてください。

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香田佳人さんは、「おばあちゃんの食器棚」へ、感想を寄せてくださいました。
特に作り手の方々に読んでほしい、とお伝えしたことがありましたところ、
「作家だけでなく子ども達にも読んで欲しいなと思いました。
身の周りの「物」には必ずどこかに作った人がいること。
それが作家の物だけでなくとも、そこには誰かの想いや時間が抱かれていることが、小さな人達にも届いたらいいなと願っています。」
と、著者の想いを膨らませてくださいました。

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