風薫る展より

5月
新緑に光が眩しい季節がやってきましたね。

風薫る展
ヒナタノオトでは初めてご紹介する5人のフレッシュな作家の展示も、11日(日)の16時までとなりました。

戸隠かごや 朗々-rou rou-さんの根曲がり竹の籠。
お蕎麦がおいしい戸隠村では、この根曲がり竹のざるでお蕎麦が供されます。
素朴な素材に確かな手技で作られたかご。
産地に移り住んで制作する西濱芳子さんです。

籠は、手持ちはもちろんですが、リビングやキッチンの整理籠や、車移動の方は荷物入れにも。
健やかな用具。
朗々、まさに朗らかに。

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佐藤貴美子さんは、パッションを刺し込む人。

オックスフォードパンチニードルという道具に惚れ込み、
アメリカ北東部、バーモント州(ハ〇スバーモントカレーゆかりの地!)の主宰者に何度もメールを送り、
念願かなって単身教えを請いに訪ねたというひと。

主宰者エイミー・オックスフォードさんの知己を得て、
オックスフォードパンチニードルの道具を日本で初めて広める仕事を始められ、
今は指導者の育成にも力を注いでいらっしゃいます。

The Oxford Company → click
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一方、ご自身の創作活動にも力を入れられていて、今回はその作品の発表の機会にしていただきました。

ラグ、ポットマット、バッグ、アクセサリー・・・と多彩な作品作りを展開される佐藤さんですが、私の一押しはチェアーマット。
特に、家並みのモチーフのもの。

laglag__(ラグラグ)さんの作品の特徴はそのデザインの豊かさ。
特にこの家並みシリーズは、憧れ、訪ねたカナダモントリオールにも近いアメリカ北東部バーモントの美しい街並みが心象風景の源のようです。

バーモント。
私はアメリカに詳しくないので、改めて調べてみましたが、美しい街ですね。
特に秋の紅葉シーズン。(8月終わりくらいとのこと)

「パッションを刺し込むひと」
と、佐藤さんのことを書かせていただきましたが、
パッションとは、佐藤さんのオックスフォードパンチニードルを柱とした一連の情熱。
刺し込むとは、織りあげる行為が「刺す」ことなのですが、一枚一枚にパッションを刺しこみながら創り上げられていくことから、思い至った言葉でした。

最終日には、佐藤さんの在店予定です。
一点物のラグも見事ですし、バッグも新鮮な表情。
ぜひ、ご覧いただければとご案内いたします。