糸花生活研究所(木工、染織・神奈川)伊勢丹展

Q1
木工の藤原洋人さんと、染織の藤原真子さんによって制作される糸花生活研究所の作品。
今展には、どのような作品が出品されますか?

A1
花や生き物に囲まれた春の情景を、木工作品と織物作品のなかに表現しました。

春の花々を描いた【ブローチ】
小さな絵画を身につけられたらと思い、額縁のように飾った縁取りの中に、春の花々を描きました。
一点一点全て違うので、野から花を摘むように、会場で楽しんでいただけたら嬉しいです。

手仕事のための小箱として制作している【曲木箱】
深みのある四角い曲木箱は、裁縫道具などの道具の収納に重宝する形です。
花、動物、そして今回は初めての試みで、春の喜びに触れる“人の手”も登場しています。

掌に乗る小さなサイズの本型の小箱【ブックボックス】
春の花々をリボン織りという技法で織り上げ、表紙に飾りました。
しまう楽しみ、開ける楽しみ、飾る楽しみ…、暮らしの中の動作にささやかな楽しみが加えられたらと思い、生まれた形です。

こちらも本型の作品【ニードルブック】
滑らかな木肌の表紙に焼きと彩色で花々を描き、手織りの背表紙とフェルトと合わせて、ハンドステッチで縫い止めています。
仕上げに、山桜で染めた絹糸で織り上げたリボンを結び、手仕事の夢を詰め込んだ小さな本ができました。
針仕事のためのニードルを刺したり、ブローチなどの装身具を収納したり、小さな作品や押し花の保管にもお役立ていただけます。

Q2
糸花生活研究所さんの好きな花を2種教えてください。
 
A2
好きな花が沢山あり、とても悩んでしまいました。
その中でも、今回様々な作品に登場させている、春の訪れを告げる花を2種選んでみました。
まずひとつは、スイセンです。
まだ寒いうちに、お庭や公園、街角でも出会える、とても身近なお花かと思います。
今回の制作期間にも沢山出会い、出会うたびに春を感じて嬉しくなり、作品に向かう気持ちを作ってくれました。

もうひとつは、ミモザです。
パールアカシアという品種のミモザを大きな鉢でずっと大切に育てていて、我が家のシンボルツリーでもあります。
引越しの際に小さく切り戻したため、昨年は花芽がつかなかったのですが、今年はたくさんの蕾がついてくれて、もう今にも綻びそうです。
スイセンも、ミモザも、今回制作した作品に沢山登場しています。

技術の高いかたちづくりとオリジナルのデザイン、意匠で表現された作品。
ご夫婦での合作の在り方が、TETOTEさんと通じるところがありますね。

草花が大好きで日々植物を身近に感じて暮らす藤原夫妻。
人気の高い作品群に、今展ならでは図案も加わる構成、ぜひお楽しみに。

会場には、初日12日(水)の午前中と、15日(土)、16日(日)に在店を予定くださっています。

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