アトリエラヒヨさんより(手ぬぐい・裂織り)

Q1
昨年に続き出展くださるアトリエラヒヨさん。
今年はどのような作品を出品くださいますか。

A1
注染てぬぐいと、手ぬぐいが素材の裂き織りミニマットを出品いたします。

手ぬぐいは関西では初めてご覧いただく春からの新色を中心に、定番の柄や食卓に合いそうな柄を選びました。
新色のひとつ、紫陽花の柄はこれからの時期にぴったりかなと思い、
注染らしい淡くほんわりとしたボカシもポイントなので、ぜひご覧いただきたいです。

裂き織りは手ぬぐいのB反を藍などで染め重ねて細く裂き、撚りを加えて手織りをしています。
コースターやポットマット、花瓶敷など卓上で使っていただくような小さめのサイズです。
厚みのあるしっかりとした質感や、染め重ねをすることで新たに現れる色合いをぜひご覧いただきたいです。

Q3
西宮、あるいは、関西での思い出がありましたら、教えてください。

A3
2011年、今のこの制作活動をスタートさせる少し前のこと、注染の勉強のため大阪の有名な染工場を見学させていただきました。
関東とは形の違う道具、初めて見るとっても細かい差し分け(染め分け)に興味津々!
現場の緊張感に静かに大興奮をしつつ、染工場の方々の注染への情熱から刺激をたくさん受けました。
これから手ぬぐい作家としてやっていきたいと気持ちが固まってきていた頃の出来事で、
注染てぬぐいの世界に飛び込む原動力ともなり、今に繋がる貴重な体験となっています。

あじさいの新作手ぬぐい、素敵ですね。
そもそも、ブランド名のラヒヨとは、紫陽花=「四葩(よひら)」をアナグラムしたものとのこと。
ブランド名を代表する柄のひとつに育っていきそうですね。

手ぬぐい作家さんとして、デザインと型紙の手彫りを作家自ら行い、
漆による型の紗張りを三重の職人さん、
注染による染めを東京の職人さんに依頼して、注染手ぬぐいを完成させていくお仕事。

ちょうど季節も手ぬぐいが活躍するタイミング。
関西のお客様の心に響きますように。

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