平井岳さん・綾子さん(漆器)

Q1
「作り手と結ぶ庭展」では、ここ数年恒例出展となった平井岳さんと綾子さんご夫妻。
若手作家による誠実な作りの漆器として、この場でも着実に愛用くださる方を増やしています。
今回はどのような作品を出品くださいますか?

A1
福島県猪苗代町にて、漆掻きから漆塗りまでを行い、器を制作しています。
自ら採取した漆を木地に幾重にも塗り重ねる「木地溜塗(きじためぬり)」。
木と漆の相性を確かめながら木地の形や厚みを探り、漆が形を導き、形が漆を引き立てるような器を目指しています。
透明感の奥に木目が静かに浮かぶ、さまざまなサイズのお椀をお持ちします。

また、麻布を漆で貼り重ねて成形する「乾漆(かんしつ)」の技法による、
オーバル皿やカトラリーもご紹介します。
軽やかでしなやか、それでいてしっかりとした強さを備えた器から、
漆という素材の面白さや広がりを感じていただければ嬉しいです。

あわせて、昨年ご好評をいただいた、
漆の採取を終えた漆の木を割り出して仕立てた板皿もお持ちします。
役目を終えた漆の木に新たな時間を重ねるようにまた別のかたちで暮らしに戻っていってほしいと思いを込めて、一枚一枚仕立てています。

漆は、しなやかでありながら丈夫な素材です。
使うほどに手になじみ、日々の暮らしの中で少しずつ育っていきます。
ぜひ実際に手に取り、その質感や佇まいを感じてみてください。

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漆の木の植樹から、漆掻きまでを行い、長い時を見据えての重心の低いものづくりの姿勢と、
若々しい暮らしの感覚からくる軽やかさが響きあった爽やかな漆器。
会期中の在店は
4(水)〜7(土)綾子さん
8(日)〜10(火)岳さん
を予定くださっています。
漆器を使う喜びについて、ぜひ直接お話しをお聞きいただけたらと思います。

平井岳さん、綾子さんのインスタグラムはこちらです。
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