Q1.
兵庫県加東市で作陶に励まれる竹口要さん。
今展には、どのような作品を出品くださいますか?
A1
今展では、深みのある釉の流れが豊かな新色「砂金流し」、落ち着いた光をまとう「砂金色」。
やわらかな白に温もりを込めた「象牙色」、
そして関西では初めてご紹介する新色「白練(はくれん)」をご用意しました。
「砂金流し」は、一つひとつに違う表情があり、奥行きと静けさを感じる器です。
「白練」は、フランスの古い器を思わせる艶をもつものと、
光の角度でほんのりパールのようなきらめきを見せるタイプ(パールぽいのは少しだけ)。
どの器も、飾り立てることなくシンプルに徹していますが、
使うとき、ふとその場の空気が変わるような気がしています。
そんな瞬間を、手に取ったときに感じていただけたら幸せに思います。
Q2
父の日にお薦めしたい作品はございますか?
A2
父の日の贈りものには、「砂金流し」のカップをおすすめします。
豊かな釉の流れが生む、深みのある佇まい。
手に馴染む形と安心感のある重みが、一杯をゆっくり大事に味わう時間にしてくれます。
静寂でそこに在るだけなのに、どこか手の跡が語るような気配を感じる器です。
気づけば手に取っている、そんなカップを大切な方へ贈っていただけたら嬉しいです。
はっと息をのむような端正な美しさを湛えた竹口さんの陶器。
この美しきものが、日々の暮らしの中で使うものとして存在していることの素晴らしさ。
多彩な釉薬の表現が施された妙なるフォルム。
ぜひ、会場でご覧いただきたいと願います。
竹口要さんのインスタグラムはこちらです。
→ click