角舘徳子さんより(津軽こぎん刺し)

Q1
津軽地方で刺し続けられてきたこぎん刺し。
20代からその美しさに惹かれ、刺し続ける若き作り手、角舘徳子さん。
今展には、どのような作品を出品くださいますか。

A1
今回は岩木山ポーチや鍋敷き、スマホポーチを中心にお作りしました。
自分で組んだ模様や、古作のこぎんから模様をお借りして、日常で手にしてホッとできる宝物のような作品にできたらと思います。

Q2
茅乃舎さんの商品を使ってお気に入りのお料理がありましたら教えてくださいますか?

A2
茅乃舎さんのHPに載っていたレシピで、「のっぺ汁」をぜひ作ってみたいです。
https://www.kubara.jp/recipe/1263/

そして、汁ものと言えば、故郷、青森の「けの汁」というものがあります。
「けの汁」は肉を入れないので、このレシピを参考に山菜を入れて、茅乃舎さんの風味豊かなお出汁で作ったらさぞ美味しいだろうと思います。
お正月に食べるお料理です。
昔は三ヶ日の間はお肉を食べなかったようですね。
火にかけるだけで食べられるので、暮れにたくさん作っておいて三日間毎日食べていたそうです。
女性たちが楽をしたいという思いもあったのでしょう)

Q3
西宮、あるいは、関西での思い出がありましたら、教えてください。

A3
関西は梅田以外初の出展になります。
東北育ちなので、関西へ出展できることにとてもわくわくしています。
それから、私は制作中によく音楽をかけるのですが、最近よく聴かせて頂くアーティストさんが姫路のご出身なので、ご縁を感じながら曲を聴いて愉しく制作しています。

津軽の女性たちの手で刺し続けられてきた「こぎん刺し」。
角舘さんのように若い方が、心に響いて10年以上鍛錬を続け、一生の仕事としたいと制作していること。
まさに手しごとが世代、時を超えて人の手に、心につながっていくようで、そのことと関わらせていただいていることに、あらためて感謝したくなるのでした。

角舘さんは在店が叶いませんが、私たちヒナタノオトスタッフが、心を込めてご案内させていただきます。

角舘徳子さんのインスタグラムはこちらです。
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