ソラノノオト
作品展に寄せて

北からの花便り

2020.05.23

芽吹いた葉が
眩しそうにあくびをしながらいう
おはよう

花びらが
降りしきる雪のように宙を舞いながらいう 
またね、また会おう

おおきく風にゆれて萌黄色のつぶをきらめかせながら柳がいう 
いってらっしゃい

稜線に光り木々の隙間から輝きの色を残して夕陽がいう 
おかえり

金星と隣り合わせ
静かに見つめながら微笑む月が
今日もみていたよという 
おやすみ

世界は美しく
窓からはいつだって
風のたよりがやってくる
遠く遠く
羽を広げた鳥の翼がみえる

どうか
目を閉じていても
窓をあけて

きみの窓辺に
風がはこぶ
鳥がはこぶ

きみに贈る
北からの花便り

繍~ぬいとり/羽田久美子

5月23日土曜日12時より、札幌在住の刺繍作家「繍~ぬいとり」の羽田久美子さんによる作品を、
ヒナタノオトオンラインストア「ソラノノオト」で販売いたします。

「北からの花便り」

札幌は、日本橋よりうんと遅く桜が咲いて、今ようやくやわらかな葉桜が眩しくなってきた頃とのこと。
とはいえ、今年はStay homeの日々が続いていますので、桜を堪能するのは来年へとお預けですね。

仰ぎ見る桜も美しいですが、羽田久美子さんの心を揺らすのは、ひっそりと、しかし凛と息づく野に咲くちいさな草花。
ときに、すうっと枯れた立ち姿にも心が惹かれ、刺繍の文様になさったりもします。

まるで鉛筆で絵を描くように、一本取りの刺繍糸で刺し綴る羽田さんの独特な刺繍。
描こうとする草花の息づかいをそのまま布に写し取ろうとするかのような繊細なタッチです。

たとえば、このような植物に心を寄せずにはいられない羽田さん。

このような刺繍が生まれてきます。

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この五月には、何度か参加された関東での展示会が中止になったことを知って、この場での作品発表をご提案いたしました。

『ふんわりと風にのるタンポポの綿毛のように、全国のよき使い手の方々へ作品をお届けできますように』

このオウンドメディアのコンテンツ「綿毛」、そしてオンラインストア「ソラノノオト」のテーマです。

羽田さんの作品にもありました。たんぽぽの綿毛!

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スカートは、羽田さんが作り続けている人気の高い作品。
ギャザースカートの裾を、花々が躍るように刺し綴られています。

そして、今回はシックにミモザだけのスカートも。

どの植物の刺繍からも、静かだけれどたくましい息吹が感じられるのは、線が生きているから。
針が運ぶ糸の息遣いに迷いがないから。

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まだまだ慎重にこの感染症と向き合わなければなりませんが、少しずつ外に出る機会を思い描けるようになってきました。
そのようなタイミングで、繍~ぬいとりさんのバッグやスカートをご紹介できることをうれしく思います。
23日(土)12時からの販売、それまではcoming soonでご覧いただけます。

ソラノノオト → click

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ご注意点がございます。
「繍~ぬいとり」さんの作品は、札幌からの発送となります。
他の作家の作品と同梱ができませんので、「繍~ぬいとり」さんの作品だけでの決済をお願いいたします。
また、バッグとスカートは宅急便発送のため、地域によっては送料がヒナタノオトからの発送よりも高額になります。
それぞれの作品頁でご確認の上、ご決済をお願いいたします。
尚、小物の発送はレターパックですので、全国送料が共通となります。
どうぞご理解を賜りますよう、よろしくお願いいたします。