連載
作り手による文章の世界

竹工藝・民俗研究家・トカラ塾塾頭

稲垣尚友

稲垣尚友

作り手について

この欄を担当することになりました稲垣尚友です。
房総半島南端の街・鴨川の山中で竹カゴを編んでおります。
修行をしたのは熊本県の人吉盆地の奥、市房山のふもとに近い錦町です。
 
カゴ編みを生業とする前は、トカラ諸島の島々のひとつである平島(たいらじま)に住んでおりました。
全島を覆うようにして、琉球寒山竹が植わっています。
島ばかりでなく、あちらこちらと巡っているなかで見つけた仕事が竹細工です。
 
現在は、竹という素材が暮らしのなかではあまり目立ちませんが、
竹に関する資料は膨大で、竹冠の付いた漢字がポケット判『新字源』(角川書店刊)ですら、160あります。
さらには、日本人が編み出した国字といわれる文字にもあります。
よく目につく「笹」もそのひとつです。
中国大陸で発行されている大字典には千近くあるそうです。
 
竹冠に関する語のひとつひとつからは、永年にわたる人びとの暮らしぶりが伝わってきます。
そうした、暮らしのなかでの竹の話を始めようと思います。

記事アーカイブ

稲垣 尚友
更新日:2020.06.09
筏(いかだ)     
稲垣 尚友
更新日:2020.04.13
箕(み)
稲垣 尚友
更新日:2020.03.12
管(くだ)
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更新日:2020.02.27
笹(ささ)
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笞(むち)
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筅(ささら)
稲垣 尚友
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筍(たけのこ)